TOEICで900点を超える人の、本当の実力とは
TOEICで900点を取ると、英語が得意な人として認められると言えるでしょう。
一方で「TOEICで900点を取っても、英語が喋れない人が多い」なんて声もよく耳にします。
もっと言えば「TOEICで高得点を取っても、英語が喋れないんじゃ意味ないね!」なんていう人も。
TOEICで900点を越えた私が、その時の実力をお伝えしていきましょう。
TOEICで900点を取っても、英語は喋れない?
TOEICで900点を超えていても、英語が喋れない人はそれなりにいるでしょう。
海外での長期的な留学経験がなく、なおかつ帰国子女でない人は、TOEICでハイスコアを取っていても英語をしゃべれる人はそう多くありません。
と言うのもTOEICはリスニングとリーディングのスコアを測る試験ですから、そのスコアが高いからと言って英語のスピーキング力があるかと言えば、それはまた別の話です。
TOEICで900点を取れる人は、字幕なしで洋画が観れる?
TOEICで900点を取ってすぐの段階では、洋画を字幕なしで観るのは難しいでしょう。
帰国子女や長期留学の経験者であれば別ですが、TOEICのテキストを使って勉強してきた人にとっては、まだレベルが高いです。
TOEICのリスニングはニュース番組のナレーターが話しているような、キレイで聴きとりやすい音声が流れます。
ですから洋画のようなフランクな英語を聴きとるには、まだまだ時間がかかるという印象。
一方で英語の字幕を付けさえすれば、大体のことを理解できると言う人が多いでしょう。
語彙はたくさんインプットしていますし、字幕も読めますからね。
TOEICで900点を超えて感じたこと
TOEICで900点を取ること自体が目標で、そこで勉強をやめてしまえば、もちろんそれ以上の英語力の向上はありません。
しかし私は900点を超えてから、英語をもっともっと使いこなせるようになりたいと感じました。
・オンライン英会話のレッスンを受ける
・海外のYouTuberの動画を観る
・海外ドラマや洋画、アニメを観る
・外国人の友達を積極的に作って、交流する
・TOEICのS&W(スピーキング&ライティング)の試験を受ける
・外国人とたくさんチャットやラインをする
・ビジネスに関連した洋書を読む
・自分が書いた英文を添削してもらう
などなど。
TOEICでインプットした知識を積極的にアウトプットし、さらに新しい知識を吸収しています。
すると英語を今まであまり勉強してこなかった人と比べ、圧倒的に上達のスピードは速いです。
例えば1ヵ月ほどで、自然と日本のアニメの英語吹き替えや、海外のYouTuberの動画を、字幕を付けなくてもほとんど分かるようになりました。
外国人と英語でコミュニケーションを取ることへの抵抗も少なくなり、友達も作れるようになりました。
「TOEICで900点を取っても意味がない」のではなく、「TOEICで900点を取ってそこで勉強をやめてしまったら、それ以上の上達はない」ということです。
逆に言えばTOEICで最低でも800点は取れるようでないと、外国人が話していることを理解するのはかなり難しいですし、洋画を理解したり、洋書を読んだりするのも厳しいでしょう。
☆TOEICのスコアを速く上げたい人
→まずは短期間で一気にTOEICのスコアを伸ばして、それから実用的な英語の勉強にシフトする
☆英語を使いこなすことを重視したい人
→TOEICで英語の基本的な知識を学びつつ、英会話や洋画を通して英語を使いこなせるようにする
上記のどちらかのルートに沿って英語を勉強していけば、ハイレベルな英語を使いこなせるようになるでしょう。
TOEICの勉強だけにとどまっているのも良くないですし、逆に英語の基礎をきちんと学ばずに、なんとなく英語を使おうとしても伸びるのに時間がかかってしまうという事です。
TOEICのスコアが900点を超えている人の実力まとめ
・TOEICで900点を取っても、スピーキングの練習をしてなければ喋れない
・900点を取った時点では、洋画を字幕なしで観るのはかなり難しい
・900点を取ってからスピーキングを鍛えたり、洋画を観たりするなど実用的な力を磨けば、急速に英語が上達する
>>TOEICで900点を超えた、私の勉強法を教えます➡