TOEICは公式問題集だけで高得点が取れるって本当?
インターネット上でも、TOEICの公式問題集は評価がものすごく高いですよね。
「公式問題集こそ正義!」というのが、TOEIC界の定説になっています。
TOEICは公式問題集だけで900点を超えた、なんていう声もありました。
ここでは「TOEICは公式問題集だけで攻略できるの?」という疑問に対して、解説していきます!
そもそも、なぜ公式問題集は最強なの?
なぜこれほどまでに、公式問題集は最強だと言われているのでしょうか。
それはTOEICという試験の性質にあります。
TOEICは純粋な英語力だけでなく、TOEICという試験への慣れがスコアに大きく影響します。
例えばPart3,4では先読みのテクニックがあったり、リーディングセクションではタイトな時間の中で解き終えなければいけなかったり。
だからこそTOEICは、問題をたくさん解いて復習していけば、スコアは伸びていきます。
色々な問題集が出版されていますが、本番の出題形式と一番近いのはやはり公式問題集。
となると公式問題集が最強のツールだというのは、正しいと言えるでしょう。
公式問題集だけでスコアは伸びる?
公式問題集だけでスコアが伸びるかというと、これはその人のレベルによります。
例えば英単語や文法などの知識が十分にインプットできている人が公式問題集に取り組めば、アウトプットのトレーニングができるので、スコアは伸びていくでしょう。
一方で英語の基礎知識を学んでいない人が公式問題集に取り組んでも、なかなかスコアは上がりません。
インプットができていない状態でアウトプットを繰り返しても、出てきた知識をランダムに覚えていくことになるので、カバーできる範囲はとても狭いです。
また公式問題集を解いて出てきた、弱点の補強もとても大切です。
例えば公式問題集を解いて、Part5の得点力が弱いと感じた場合。
Part5に特化した問題集でたくさんの問題を解くなどして、弱点を補強しなければいけません。
公式問題集はとても素晴らしいツールですが、公式問題集だけでスコアを伸ばそうとするのは、あまり得策ではないと私は考えています。
公式問題集だけだと演習量が足りない?
新形式の公式問題集を全て解いても、10数セットほどしかありません。
900点以上のスコアを目指すのであれば、この量では少し足りないと感じる人も多いでしょう。
私の場合は900点を超えるまでに、20セット以上の模試に取り組みました。
公式問題集よりもやや難しい模試に取り組めば、負荷がかかって良いトレーニングになります。
公式問題集をすべて終えたら、市販の模試に取り組んでいくとより良いですね。
公式問題集は何周もするべき?
「公式問題集を10周以上勉強するべき」ということも、インターネット上で良く見かけます。
あくまで私の意見ですが、基本的には1周で良いと思います。
それに加えてミスした問題や、怪しい問題は何度か解きなおすくらい。
というのもTOEICの模試は、初見で取り組むからこそ意味があると思っています。
答えを知って解説を読んでから何度も問題に取り組んでも、初見の問題を解く力は磨かれないのではと考えています。
しかし公式問題集を徹底的に復習することは、本当に大切です。
リスニングであれば全ての音声を聴きとれるようにし、リーディングは全ての文をスラスラ読めるようにする。
出てきた単語や文法の知識は全て吸収し、公式問題集を隅々まで完璧にする意識をもって取り組みましょう。
問題を解いて丸付けをするだけでは、なかなかスコアは伸びません。
公式問題集を解いて問題に慣れて、なおかつ知識を吸収し、問題を解くスキルを磨いていきましょう。
TOEICの公式問題集の勉強法まとめ
・公式問題集は最強のツールだが、他の勉強も重要
・公式問題集に取り組む前に、インプットはしておく必要がある
・基本的には1セット1周で良いが、隅々まで完璧にする意識で取り組む
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