就活でTOEICは必要?スコアの目安は?
就職活動でTOEICが必要だというのは、なんとなく耳にしたことがあるのではないでしょうか。
スコアはどれくらい取れると有利で、TOEICの中でもどの試験を受けるべきなのか。
大学を卒業して、新卒で就職活動をした私がTOEICと就職活動についてお伝えしていきましょう!
エントリーシートでTOEICのスコアを書かされる
企業に応募する際には、エントリーシート(ES)に自分の経歴や資格、志望動機などを記入します。
資格とは別に、TOEICのスコアの欄も設けられているケースが多いです。
私がエントリーシートを書いた際には、6割以上の企業がTOEICのスコアの記入欄を設けていました。
特に規模の大きな企業は、TOEICのスコアを求める傾向にあるように感じました。
本来は資格の欄にTOEICのスコアを書くのが自然だと思いますが、あえてTOEICの欄を設けているという事は、少なからず選考の基準の1つになっているのでしょう。
なぜ就活でTOEICのスコアが求められるの?
企業がTOEICのスコアを求める理由は、大きく分けて3つあると考えています。
・英語を使える人材の方が欲しいから
・学生時代にしっかりと勉強したかどうかを見るため
・学歴以外に、学力を測る指標が欲しいから
楽天に代表されるようなグローバルな企業は、会社に入ってから英語を使ってコミュニケーションを取れるような人材が欲しいでしょう。
会社に入ってから英語を使う事がないような企業でもTOEICのスコアが求められるのは、どんな会社でも今後、英語を使わなければいけないケースがないとは言い切れないからだと思います。
また学生時代にしっかり勉強したか、賢い学生なのかを問うための指標の1つでもあると私は考えています。
TOEICの試験はどれを受ければ良いの?
・TOEIC L&R(リーディングとリスニング)
・TOEIC S&W(スピーキングとライティング)
・TOEIC Bridge Test(TOEICの易しいバージョン)
の3つのテストがあります。
一番多くの受験者が受けていて、エントリーシートでも点数を記入するのは「TOEIC L&R」。
リーディングとリスニングのテストで、大学入試と同じ能力が求められるので、さほど抵抗なく受けられるでしょう。
TOEICのスコアはどれくらいあれば良い?
大学生の平均的なTOEICのスコアは、450点ほど。
TOEICを自費で受験しに行くような大学生の平均は、570点ほどと言われています。
TOEICで600点を超えると、大学生の中では少しだけ英語ができる部類に入ると判断してもらえるようです。
700点を超えると「英語をちゃんと勉強したんだな」と思ってもらえるでしょう。
私は就職活動の時にTOEICのスコアが775点でしたが、面接で何度か「結構TOEICのスコアが良いね」と言ってもらえました。
800点を超えると外資系の企業を含め、ほぼすべての企業のボーダーをクリアできると言われています。
TOEICを捨てるのも1つの手
TOEICのスコアを十分に評価してもらうためには、最低でも700点はほしいところ。
しかし700点と言うと、東京大学の学生の平均スコアを上回ると言われています。
私も学生時代に775点と言うスコアを取るために、合計5回ほどTOEICの試験を受けました。
大学受験の復習からスタートして、TOEICの対策にもそれなりに時間をかけました。
就職活動でTOEICを武器にするためには、まとまった時間がかかってしまうという事です。
それでいて700点を超えなければほとんど評価してもらえないでしょうから、コストパフォーマンスは良いと言えないでしょう。
就職活動までさほど時間が残されていない方は、TOEICよりもSPIやWEBテストなどの勉強に費やした方が良いと思います。
SPIやWEBテストなどの適性検査は多くの企業で実施されていますし、なおかつ選考に大きく影響します。
適性検査の結果が悪くて、採用してもらえなかった就活性は数え切れないほどいるでしょう。
TOEICよりも重要度は圧倒的に高いです。
もちろんTOEICのスコアが良いに越したことはありませんが、就活まで時間がない方は捨てるのも1つの手でしょう。
TOEICが就職活動に与える影響まとめ
・TOEICのスコアはESに書かされる可能性がある
・700点以上取っておくと、就職活動で有利になる可能性がある
・就職活動まで時間がない方は、適性検査などの対策に集中するのも手
>>TOEICで900点を超えた、私の勉強法を教えます➡